中学生が通信制高校に進学する割合
以下、過去5年間の進学先割合です。 通信制高校へ進学する割合
| 年度 | 卒業者数 | 全日制 | 定時制 | 通信制 |
|---|---|---|---|---|
| 単位:人 | 単位:% | |||
| 平成15年 | 1,325,208 | 92.9 | 1.8 | 1.1 |
| 平成16年 | 1,298,718 | 93.0 | 1.9 | 1.1 |
| 平成17年 | 1,236,363 | 92.8 | 2.1 | 1.2 |
| 平成18年 | 1,211,242 | 92.7 | 2.1 | 1.2 |
| 平成19年 | 1,213,709 | 92.5 | 2.2 | 1.3 |
| 平成20年 | 1,199,368 | 92.4 | 2.3 | 1.4 |
高校中途退学者の調査概要
今から10数年前の平成8年度に全国の公・私立高等学校(全日制課程、定時制課程)を中途退学した生徒数は、
◆公・私立高等学校における中途退学者数(中退者数)の合計111,989人
◆中途退学者数が在籍者数に占める割合(中退率)は2.5%
でした。それから8年後の平成16年度では、
◆公・私立高等学校における中途退学者数(中退者数)の合計77,897人
◆中途退学者数が在籍者数に占める割合(中退率)は2.1%
でした。ここ十数年はこのように高校の中途退学者の数は年度によって多少上下はするものの、大きな変化はありませんでした。
しかし、ここ最近の不景気によって、中途退学者の数が増えるのではないかと心配されています。
ここでは、文部科学省の中途退学者に関する調査をもとに中途退学者の概況をみていきましょう。
文部科学省の調査では、高校中退の理由は、
「進路変更」によるもの 42.7%
「学校生活・学業不適応」によるもの 31.4%
「学業不振」 7.0%
「問題行動等」 4.8%
「家庭の事情」 4.7%
の順となっており、これは過去20年間変動がありません。
「進路変更」の内訳についてみると、
「就職を希望」が「進路変更」のうち61.8%
「別の高校への入学を希望」が16.3%
「専修・各種学校への入学を希望」が9.1%
「大検を受検希望」が4.0%
などとなっています。
「学校生活・学業不適応」の内訳についてみると、
「もともと高校生活に熱意がない」が「学校生活・学業不適応」のうち39.8%
「授業に興味がわかない」が20.7%
「人間関係がうまく保てない」が12.8%
「学校の雰囲気が合わない」が12.1%
などとなっています。
別の高校への入学を希望して中退した者のうち、48.8%はいずれかの高校に在学していますが、12%は就職し、5.7%はアルバイトをしているのが現状のようです。
中退者の高校に進学した理由は、
「みんなが行くから」が38.9%
「高校を卒業した方が就職に有利だから」 28.1%
「両親など家族の者がすすめたから」 24.8%
「特に理由はない」 19.7%
となっていて、具体的目標をもって進学したという生徒が少なかったことがわかります。
また、高校に在籍中の様子として、
気軽に話ができる先生が「いた」と答えた生徒は26.6%
自分を信頼してくれる先生が「いた」と答えた生徒は22.8%
で、いずれも中学時代の先生に対する割合より低なくなっていることも明らかになりました。
中退の理由としては、
「高校の生活が合わなかった」 30%
「その他」 20.1%
「進路の変更をしたかった」 15.3%
「非行や問題行動を起こした」 11.1%
となっており、
「授業についていけなかった」 6.1%
「高校の勉強が嫌いだったから」 7.3%
は考えられているよりもずっと少ない割合となっています。
中退の際の状況では、
「自分から進んでやめた」 76.3%
で高校をやめたときの気持ちは
「さっぱりした」 39%
「なんともいえない気持ちだった」 30.7%
となっています。
高校中退後、学校に行っていない生徒の調査では、
将来学校で「学ぼうとは思っていない」 65.1%
「学びたい」 33.2%
で、
学びたい学校としては、
「専修学校・各種学校(予備校を含む)」 36.4%
「大学・短期大学」 21.8%
「通信制高校」 21.6%
などを希望していることが明らかになっています。
中退者の多くは、学力が伴わない生徒ではないが、将来に対する目的意識や自己を見つめる意識が希簿となっている傾向があると考えられると文部科学省は結論づけています。
また、文部科学省では、高校の中退理由について、
◆今日の生徒の実態が多様であるため、中退の理由についても様々な事情が複雑に絡み合っており、単純に類型的な整理をすることは困難
◆「学校不適応」への対応に当たっては、中学校における進路指導や高等学校における入学後の適応指導の改善が課題
◆「進路変更」によるものについては、自らの生き方を考えた上でのものであれば、学校は積極的に評価し、これを支援していくべき
と課題を挙げています。
高校の中途退学者の数
平成16年度において、高校中途退学者数(公・私立の高等学校)は、77,897人で、平成16年度当初の在籍者数に占める割合(中退率)は、2.1%となっています。
中退者数を公・私別にみると、公立では53,261人(中退率2%)、私立では24,636人(中退率2.3%)となっています。
中退の理由については、「学校生活・学業不適応」が38.4%で最も多く、次いで「進路変更」が34.3%、「学業不振」が6.5%の順となっています。
「学校生活・学業不適応」の内訳は、「もともと高校生活に熱意がない」の割合が高く、「進路変更」の内訳は「就職を希望」や「別の高校への入学を希望」の割合が高くなっています。
中退率を学年別にみると、1年生での中退率が3.5%で最も高く、2年生で2%、3年生で0.6%と続いています。
また、中退者数全体のうち,1年生が占める割合は52.3%で,2年生が29.2%、3年生9.2%となっています。
平成16年度以前に公・私立高等学校を中途退学した生徒で、再入学した生徒は955人、編入学をした生徒は9,769人(通信制課程を含む)となっています。
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高校における不登校の生徒数
平成16年度の高校における不登校の生徒数(国公私立の高等学校)は、67,500人で、在籍者に占める割合は1.82%となっています。
不登校の生徒数を、国・公・私立別にみると、国立で31人(在籍者に占める割合0.35%)、公立で49,860人(1.91%)、私立で17,609人(1.61%)となっています。
不登校生徒のうち中途退学した生徒は、24,725人で不登校生徒数に占める割合は,36.6%。原級留置となった者は,7,551人で11.2%。
不登校の生徒のうち,中学校時に長期欠席の経験があると高校で把握している生徒は、4,245人で、不登校生徒数全体に占める割合は,21.1%となっています。
不登校となった直接のきっかけは,「学校生活に起因」と「本人の問題に起因」がそれぞれ約40%を占め、残りが「家庭生活に起因」となっています。
不登校状態が継続している理由は、「無気力」が最も多く、続いて「不安など情緒的混乱」、「複合」の順になっています。

