高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)とは?
高等学校卒業程度認定試験とは高等学校を卒業していない生徒が、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するためのテストです。
試験の合格者は、国立、公立、私立のどの大学、短大、専門学校でも受験することができますし、就職や各種の資格試験等においても活用することが可能です。
高等学校卒業程度認定試験は、平成17年度より「大検」、いわゆる大学入学資格検定から名称が変更になりましたが、大学入学資格検定とは試験科目や全日制高等学校在籍者が受験できること等が異なります。
ただし、高等学校卒業程度認定試験に合格しても、最終学歴は高等学校卒業にはなりません。あくまでも、高等学校卒業程度認定試験合格者は高校を卒業した者と同等以上の学力があると認められますが、高等学校を卒業しなければ最終学歴は高等学校卒業とはならないので注意が必要です。
また、高等学校卒業程度認定試験を受験するだけで、高校卒業に必要な単位を全て修得することはできません。高等学校卒業程度認定試験で受験できる科目数は最大で9科目(公民の科目で「倫理」と「政治・経済」を選択した場合)までなので、高等学校卒業程度認定試験の受験のみによって高校卒業に必要な単位を全て修得することはできなくなっています。
なお、たとえば、病弱のため欠席が多く、高校1年で修得すべき数学の単位を全日制高校で修得することができなかった場合などに、高等学校卒業程度認定試験で数学を受験し、合格すれば、学校長の判断で数学の単位を修得したと認めてもらうことができます。ただし、その場合も、単位を認めるかどうかは学校長の判断となりますので、認定試験を受験する前に学校の先生と相談することが望ましいといえます。
平成22年度高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)
大学入学資格検定(大検)は、平成17年度より高等学校卒業程度認定試験にかわりました。
平成22年度第1回高等学校卒業程度認定試験
試験日程:平成22年8月4日(水曜日)・5日(木曜日)
出願期間:平成22年4月30日(金曜日)~5月19日(水曜日)
結果通知:平成22年8月30日(月曜日)
平成22年度第2回高等学校卒業程度認定試験
試験日程:平成22年11月13日(土曜日)・14日(日曜日)
出願期間:平成22年9月3日(金曜日)~9月17日(金曜日)
結果通知:平成22年12月10日(金曜日)
受験料は、
・7科目以上9科目以下受験8,000円→8,500円
・4科目以上6科目以下受験6,000円→6,500円
・3科目以下受験4,000円→4,500円
高等学校卒業程度認定試験は、様々な理由で、高等学校を卒業できなかった者等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。
合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。
平成21年度第2回高等学校卒業程度認定試験実施結果
今回の試験は、平成20年度第2回と比較して、受験者は253人(1.8%)増となり、1以上の科目に合格した者のうち、高卒認定合格者(大学入学資格取得者)は245人(4.5%)減となっています。
平成21年度第2回高等学校卒業程度認定試験 合格状況
| 試験種類 | 出願者 | 受験者 | 1以上の科目に 合格した者 |
|
|---|---|---|---|---|
| 平成21年度 第2回 | 16,207人 | 14,657人 | 13,405人 | |
| 平成21年度 第1回 | 17,254人 | 15,310人 | 13,562人 | |
| 平成20年度 第2回 | 16,007人 | 14,404人 | 12,447人 | |
| 平成20年度 第1回 | 17,257人 | 15,372人 | 13,561人 | |
高卒認定の1以上の科目に合格した生徒の内訳
| 試験区分 | 1以上の 科目に 合格した者 |
高卒認定 合格者 (大学入学 資格取得者) |
高卒認定 合格者 以外の 一部科目 合格者 |
||
|---|---|---|---|---|---|
| 平成21年度 第2回 | 13,405人 | 5,251人 | 8,154人 | ||
| 平成21年度 第1回 | 13,562人 | 5,461人 | 8,101人 | ||
| 平成20年度 第2回 | 12,447人 | 5,496人 | 6,951人 | ||
| 平成20年度 第1回 | 13,561人 | 5,556人 | 8,005人 | ||
高等学校卒業程度認定試験 受験者数の推移
これに伴って、一部科目の合格者数も10年前に比べ、8,391人の増加で2.06倍、合格者数は2,084人増、1.2倍と推移しています。
高校卒業程度認定試験 過去10年間の受験者推移
※以下、高卒認定合格者については「合格者」とし、平成16年度以前は大学入学資格検定の数値
| 年度 | 出願者 | 受験者 | 合格者 | 一部科目合格者 |
|---|---|---|---|---|
| 平成10 | 19,164 | 16,976 | 8,628 | 7,864 |
| 平成11 | 20,121 | 17,900 | 8,947 | 8,365 |
| 平成12 | 21,288 | 19,152 | 7,924 | 9,796 |
| 平成13 | 35,629 | 32,460 | 12,189 | 16,880 |
| 平成14 | 30,239 | 27,425 | 11,037 | 13,540 |
| 平成15 | 26,859 | 24,250 | 9,233 | 12,321 |
| 平成16 | 24,960 | 22,457 | 8,985 | 11,507 |
| 平成17 | 26,631 | 23,784 | 8,672 | 12,770 |
| 平成18 | 29,619 | 26,216 | 10,201 | 13,136 |
| 平成19 | 31,796 | 28,317 | 10,872 | 14,142 |
| 平成20 | 33,264 | 29,776 | 11,052 | 14,956 |
| 平成21 | 33,461 | 29,967 | 10,712 | 16,255 |
大学受験の資格について
8月、または11月の高等学校卒業程度認定試験において、全科目合格できれば、大学受験が可能になります。
なお、全科目合格できなかった場合でも、通信制高校などの単位制高校に後期の科目履修生として入学し、合格しなかった科目の単位を修得すれば、大学受験が可能になります。単位として認定されるのは、後期の終わる3月ですが、大学入試の時点では高等学校卒業程度認定試験「合格見込成績証明書」によって受験することが可能です。
また、高等学校卒業程度認定試験で一部の科目に合格した者が残りの科目全部について高等学校等で単位を修得する見込みがある場合には、「単位修得見込証明書」を発行してもらい、科目合格通知書を添えて、文部科学省に提出します。
審査のうえ、文部科学省から高等学校卒業程度認定試験「合格見込成績証明書」が送られてくれば、大学受験の手続きが可能になります。
飛び入学実施大学
本来、高校卒業程度認定試験合格者として大学受験資格が与えられるのは、高校卒業程度認定試験の合格に必要な科目の全部に合格した満18歳以上の生徒になります。
しかし、高校卒業程度認定試験の合格に必要な科目の全部に合格した満17歳に達した生徒で、大学の定める分野において特に優れた資質を有すると大学が認めた生徒については、教育上の例外措置として大学受験資格が認められます。
これがいわゆる「飛び入学」というやつですね。
この特例措置「飛び入学」で受験できる大学は以下の通りです。
平成22年度入試における飛び入学実施大学
千葉大学(国立) 文学部・理学部・工学部
名城大学(私立) 理工学部
昭和女子大学(私立) 人間文化学部・人間社会学部・生活科学部
成城大学(私立) 文芸学部
エリザベト音楽大学(私立) 音楽学部
会津大学(公立) コンピュータ理工学部
高等学校卒業程度認定試験 受験料
平成19年度第1回試験から受験料が若干値上がりしています。
◆7科目以上9科目以下受験8,000円 →8,500円
◆4科目以上6科目以下受験6,000円 →6,500円
◆3科目以下受験4,000円 →4,500円


